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企業解説 2026/05/22
Tokamak Energy 徹底解説
「より小さく、より強く」。球状トカマクと高温超電導磁石の二枚看板で挑む、英国の有力スタートアップ。
球状トカマクという選択
2009年設立のTokamak Energyは、通常のドーナツ型より丸みの強い球状トカマク(スフェリカル・トカマク)を採る。同じ磁場でもプラズマを効率よく閉じ込めやすく、装置を小型・低コストにできる可能性がある。実験機ST40は2022年に1億℃のプラズマ温度を達成し、商用に必要な領域に到達したと話題になった。
HTS磁石事業 TE Magnetics
同社のもう一つの柱が高温超電導(HTS)磁石だ。核融合炉に不可欠な強磁場コイルの技術を「TE Magnetics」として事業化し、核融合以外(医療・産業)への外販も視野に入れる。炉本体だけでなく、基盤技術の収益化を狙う点が特徴だ。
資金と展望
直近では1.25億ドル規模の調達を実施。英国政府の核融合戦略とも歩調を合わせ、2030年代の実証・商用化を目指す。球状トカマクの物理とHTS磁石の量産という二つの難所を、どこまで早く越えられるかが鍵になる。
出典: Tokamak Energy発表, Fusion Industry Association, 報道をもとに編集部作成。数値は2025年時点の概算。
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