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企業解説 2026/05/15
Zap Energy 徹底解説
巨大な磁石コイルも高出力レーザーもいらない——『シンプルさ』を武器に低コスト核融合を狙う米国企業。
シアフロー安定化Zピンチ
2017年設立のZap Energy(米ワシントン州)は、Zピンチという古くからある手法を独自に進化させた。電流をプラズマに流すと、その電流が作る磁場でプラズマ自身が細く絞り込まれる。問題は不安定さだが、Zapはシアフロー(ずれた流れ)でプラズマを安定化する技術で、これを克服しようとする。
『装置がいらない』という強み
トカマクが必要とする巨大な超電導磁石も、慣性方式の高出力レーザーも使わない。装置がシンプルなぶん、小型・低コストで量産しやすい可能性がある。実験機FuZEシリーズで核融合に必要な条件への到達を段階的に進めてきた。
資金と展望
累計約3.38億ドルを調達。シンプルさゆえに開発サイクルを速く回せる点が評価される一方、Zピンチ特有の安定性をスケール時にも保てるかが最大の問いになる。「最も安く作れる核融合」を実現できれば、商用化競争で独自の地位を築ける。
出典: Zap Energy発表, Fusion Industry Association, 報道をもとに編集部作成。数値は2025年時点の概算。
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