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Explainer

Explainer 2026/06/18

核融合と核分裂の違い——同じ“核”でも正反対の技術

名前が似ているので混同されがちだが、核融合と核分裂は仕組みも安全性も正反対に近い。今の原子力発電は「核分裂」、太陽が光るのは「核融合」だ。

仕組み——くっつける vs 割る

核分裂は、ウランなど重い原子核を中性子で“割って”エネルギーを得る。核融合は、水素のような軽い原子核を“くっつけて”エネルギーを得る。どちらも質量がわずかに減り、その分が莫大なエネルギーになる(E=mc²)。

燃料の違い

核分裂はウランやプルトニウムが必要。核融合は水素の同位体(重水素・トリチウム)が燃料で、海水などから得られる重水素は事実上無尽蔵だ。

安全性・廃棄物の違い

核分裂は連鎖反応が暴走するリスクがあり、止めた後も崩壊熱が出続ける(過去の重大事故の一因)。核融合は反応の維持が難しく、何か異常があれば自然に止まる——暴走しない。高レベル放射性廃棄物も核分裂のような長寿命のものは原理的に生じにくい(詳細は安全性の記事)。

まとめ

核融合は「燃料が豊富・暴走しない・長寿命廃棄物が少ない」点で、核分裂とは異なる魅力を持つ。一方で“反応を起こし続けること自体が難しい”という、核分裂とは逆方向の困難がある。

出典: 各種公開資料・標準的記述をもとに編集部作成。本記事は一般的な解説であり、個別の安全評価ではありません。

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