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技術解説

技術解説 2026/06/18

高温超電導(HTS)とは——核融合を“小さく強く”するゲームチェンジャー

高温超電導(HTS)は、従来より高い温度で電気抵抗ゼロになる超電導材料のこと。これを使った磁石が、近年の核融合スタートアップ・ブームの技術的な引き金になった。

なぜ磁石が重要なのか

トカマクなどの磁場閉じ込めでは、磁石が強いほどプラズマを小さく・強く閉じ込められる。閉じ込め性能は磁場の強さの効きが大きいため、より強い磁石は装置の小型化=低コスト化に直結する。

HTSが変えたこと

従来の低温超電導(ITERが採用)も強力だが、HTS(REBCO線材)はさらに高い磁場を出せる。CFSは2021年に20テスラ級のHTS磁石試験に成功し、「小型でも高性能な炉が作れる」という設計の前提を実証した。これが民間投資の流れを加速させた。

課題は“線材の量産”

HTS線材(REBCOテープ)は製造が難しく、世界的に供給が不足している。フジクラ・古河電工・Faraday Factory Japan・MetOx・Shanghai Superconductorなどが増産を競う、核融合サプライチェーンの最重要ボトルネックだ。積層構造、製造法、主要メーカーの違いはREBCO高温超伝導テープ徹底解説で詳しく整理した。

出典: CFS発表、各社資料、報道をもとに編集部作成。

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